とまちゃんは年中なのですが、聴覚障害があるため就学に向けて早めに動きだしました。
10月に地域の子育て支援課・教育委員会に電話。
そこで現状を把握するために一度関係者で集まりましょう、ということになりました。みんなのスケジュールの合う日が12月しかなく、先日関係者会議が行われました。
今回はそこで話し合われた内容を記録しておきます。
参加者は総勢13人
話し合いはとまちゃんが行く予定の地域の小学校で行われました。
来ていただいたのは以下の13名。
- 教育委員会の方 2名
- 子育て支援課の方 2名
- 地域の小学校の校長先生、教頭先生、4年生の担任の先生、特別学級の担任の先生、養護の先生 計5名
- 聾学校幼稚部の担任の先生 1名
- とまちゃん、旦那、私 計3名
まさかこんなに大勢の方が集まってくれるとは思っていなかったのでビックリしました。
とまちゃんも大勢の大人に囲まれてすっかり大人しくなっちゃいました
就学に対する親の希望
まずは私からとまちゃんの様子と就学に対してどう考えているかを話しました。
- とまちゃんの聴力レベルについて
- 普段のコミュニケーションは音声が多いが、聞き間違いがあるので手話も併用している
- 地域の小学校へ行きたいと思っていること
- ベストは難聴学級を作ってもらうことだが、無理であれば支援員の先生を付けてほしい
- ロジャーという授業中に使う機械を導入してほしい
聾学校幼稚部へ通い始めて、聾者のお母さんやコーダ(両親が聾者)のお母さんと知り合い、沢山の話を聞きました。
聾者や難聴者が地域の学校でやっていくには「難聴学級」や「ロジャー」があるほうがいいと聞いたので私も希望として伝えました。
私は話すのが苦手なのでうまく伝わったか心配でしたが、旦那がフォローしてくれたので親の希望は何とか伝わったと思います。
担任の先生から見たとまちゃんの様子
次に聾学校幼稚部で担任をしてくれている先生からとまちゃんの様子を話していただきました。
- 普段の生活は主に音声でコミュニケーションしている
- 授業は音声+手話・指文字を使って丁寧に教えている
- 新しい言葉を覚えた時に後から確認していると覚え間違いをしていることがあるので、その都度指文字や文字を見たりして確認している
- 恥ずかしがり屋だが積極的に動く性格のなので友だちとはやっていけると思うが、勉強に対しては手厚くしてあげて欲しい
以前聴覚障害の子の担任をしていた先生の話
1年前まで同じ小学校に人工内耳の生徒(仮名:Gさん)が在籍していて、その子が3年生の時に担任をしていた先生がその時の様子について話してくれました。
- Gさんは通常学級に在籍し支援員の先生が付いていた
- ロジャーを自分の家から持ってきて、授業が始まる前に授業をする先生にマイクを渡して付けてもらっていた
- ディスカッションなどで生徒も発言する時はロジャーのマイクを発言する生徒が持って発言したりしていた
- 1年生から一緒に過ごしていく中でGさんが発言が聞こえやすいように静かにする習慣がクラスメイトにも定着していた
- プールの時は人工内耳は外さないといけないので、支援員が筆談で指示を伝えていた
- 通級制度を利用し週1回ほど通級学級のある他の学校へ行っていた
あと、特別学級の先生からはロジャーについてこんな発言もありました。
- 以前にロジャーを使っていた子を何人か知っているが、使いやすい子と使いにくい子がいるみたいだ
- 始めは使っていたが、要らないと言って使わなくなった子もいた
- 大きな声で話すときはマイクをオフにしないといけないなどの注意点もあるので、マイクを使う側に対する指導が必要
この話を聞いてあまり使い物にならないのかな・・・という印象をうけました
教育委員会としての今後の方針
今までの内容を踏まえて、教育委員会の方針はこういうことでした。
- これまでにも聴覚障害のお子さんがいた時には「難聴学級設立」の申請をしてきたが、空きの教室があるかなどの問題もあるし1人に対しては難しかった
- 「通常学級に行くから支援員をつけて欲しい」という要望は難しいが、「難聴学級が作れないから通常学級で支援員をつける」という要望は通るので、今回もその流れになると思う
- ロジャーについてはGさんが持参していたとのことなので、レンタルなのか購入なのか調べてみる
まとめ
親としての理想は難聴学級を作ってもらうことですが、やはりそれは難しそうです。
でも、支援員の先生は付けてもらえそうなのでひとまず安心しました。ただ、支援員さんにも当たり外れがあるという噂が・・・。
まだまだ前途多難な地域就学。その都度、記録に残していきたいと思います!
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