聾学校幼稚部から地域の小学校へ!5ヵ月が経過して

難聴児育児記録

生まれつき高度難聴の我が家の次女とまちゃん。3~5歳は聾学校幼稚部へ通い、聴覚障害に対応した教育(手話を付けた指導や発音訓練)を受けました。

聾学校幼稚部へ行った子どもは就学先として、そのまま聾学校小学部へ進学するか地域の小学校へ就学するか、聴覚障害以外にも障害がある子はその障害に合った特別支援学校へ就学する場合もあります。

我が家は色々考えた結果、地域の小学校へ就学する道を選びました。

今年の4月から地域の小学校へ通い始めて約5ヵ月が経ちます。

今回は最近のとまちゃんの様子や地域の小学校の対応についてお話します☆

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地域の小学校の対応は?

入学前の小学校の説明

聴覚障害児が地域の小学校へ行く場合、「難聴学級」という聴覚障害児のための特別支援学級を作ってもらうのがベストだと言われています。

ただ、聴覚障害児の割合は少ないので、小さい小学校だと1人の聴覚障害児のために「難聴学級」を作ってもらうことになります。

予算やスペースの関係で実現できない場合もあり、とまちゃんの小学校も「難聴学級」を作ってもらうことはできませんでした。

その代わり、とまちゃんに1人支援員を付けてもらい、困った時に支援してもらう対応をしてもらうことになりました。

そして、補聴援助システム「ロジャー」の送信機を教育委員会に購入してもらい使用することになりました。

「ロジャー」についてはこの記事に詳しく書いています↓

実際の小学校の対応

担任の先生が「ロジャー」を首から下げて使ってくれています。「ロジャー」の電源が付いていないと「聞こえないよ!」ととまちゃんは先生に言っているようです。

支援員はというと、どうやらずっととまちゃんに付いている訳ではないよう( ゚Д゚)

とまちゃんが困っている時はとまちゃんを助けてくれますが、他の子が困っている時はその子を助けにもいっているとのこと・・・。

更に支援員の先生がおらず、担任の先生のみの場合もあるそう。

その事実を聞いた時はえっ!と思いましたが、とまちゃんはそれで困っている様子はありませんでした。

本人が困っていないなら、自分の所にだけずっと支援員がいる特別扱いより、みんなと同じ扱いのほうがいいのかもなと前向きに考えることにしました。

困っている様子があれば、また対応を変えてもらうように学校に相談しようと思っています。

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とまちゃんの様子は?

通学が始まって2週間ほどは家を出る時に寂しそうにする様子が見られました。

でも、日が経つにつれて学校が楽しいようで笑顔で家を出られるようになりました。

聾学校幼稚部に通っていた頃、地域の保育所に交流へ行くことをすごく嫌がっていたとまちゃん。

その子たちと同級生になり、小学校へ通うので友だちに馴染めるか心配でしたが、心配をよそにすぐに友だちの輪に入って仲良くしているとまちゃんを見て、子どもの適応力ってすごいなぁと思いました。

また、小学校自体がとまちゃんに協力的で聴覚障害児が少しでも不自由をしなくても済むように色々な対策も考えてしてくれるのも、本当にありがたいです。

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健聴者の中で過ごすようになって気づいたこと

今までは聾学校幼稚部で聴覚障害児と過ごしていたとまちゃん。

補聴器や人工内耳を付けている子が周りにいるのが当たり前の環境でした。

地域の小学校へ通い始め、こんな発言をよくするようになりました。

とまちゃん
とまちゃん

なんでわたしだけ補聴器つけてるのー?

とまちゃん
とまちゃん

なんでわたしは耳が聞こえないのー?

とまちゃん
とまちゃん

いつになったら補聴器がなくても聞こえるようになるのー?

やはり、他の友だちとの違いを意識するようになってきました。

まだ幼いので深刻に悩んでいる様子はなく、不思議に思うことを親に聞いてくるようです。

これからどんどん成長していったときに、自分の障害をうまく受け入れてくれることを祈るばかりです。

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まとめ

1学期の懇談会で担任の先生と色々お話しして、更にとまちゃんが過ごしやすい環境を作ってもらえるようにお願いしてきました。

2学期に聾学校の先生が訪問にも来てくれ、とまちゃんへの対応をチェックしてくれることにもなりました。

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