先天性の感音性高度難聴で生まれてきた次女とまちゃんの育児記録です。
今回は1歳半を迎えた頃のことをお話ししたいと思います。
主な出来事は
- 難聴児1歳児の集まりに参加!3ヵ月通うとこんな変化が!!
です。
他の時期についてはこちらの【難聴児育児記録】一覧からご覧ください。
育児記録
1歳2ヵ月(難聴児1歳児の集まり開始)
0歳児の間は難聴児支援センターで月2回開かれる0歳児の集まりに参加していましたが、1歳児になると聾学校で週1回開かれる1歳児の集まりに参加するようになります。
1日のスケジュールはこんな感じです!
- 10:00~シールはり・親子あそびお部屋に着くとまずシール帳を持って先生のところへ行きます。
シールをもらって自分で貼って鞄へお片付けします。
その後、お部屋にあるおもちゃで遊んで活動が始まる前に環境に慣れさせます。 - 10:30おかたづけおかたづけ~、おかたづけ~、さぁさみんなでおかたづけ~♪の歌を手話と声でみんなで歌い、遊んでいたおもちゃをお片付けします。
- 10:30~活動【お名前はーい】
一人ずつ名前を呼んでもらい、返事をして自分の顔写真のついた人型プレートを先生のところへもらいに行きます。
全員が受け取ると最後にお片付けする箱へそのプレートを入れます。【発声あそび】
前に置かれた小さなおうちに向かって、「1、2、3!」で「おーい!」と叫びます。
すると、おうちの中からぬいぐるみや乗り物のおもちゃが出てきて、みんなで触りに行きます。
最後に「バイバイするよー!」の合図でみんなで「バイバーイ!」と叫びます。【紙芝居】
手話と声で先生が紙芝居を読んでくれます。【いろいろな遊び】
その日によって違う遊びをします。
音が聞こえると動き出し、音が聞こえなくなると止まる遊びやバルーンを使った遊びなど、聞こえに関する遊びもあればそうでない遊びもあります。 - 11:20~お弁当みんなでお弁当を食べます。
- 12:10~保護者手話学習会聾学校の難聴者の先生に手話を教えてもらいます。
進行自体も手話なのでかなり鍛えられます。
子どもたちは他の先生たちがおもちゃで遊んだりして相手をしてくれています。 - 12:40~おかたづけ・今日の手話また、おかたづけ~♪の歌を歌っておもちゃをお片付けします。
子どもたちにも分かりやすい簡単な手話を一つみんなでします。 - 13:00さよならお決まりのさよならの歌♪を手話と歌で歌って終わりになります。
この活動の間、先生たちは常に手話と声で子どもたちに語りかけてくれます。
しかも、手話は見やすく、声は大きな声でゆっくり聞き取りやすいように。
そして、難聴児に話しかけるときに一番気を付けたいこと、それは「向かい合って目があってから話し出す」ことです。
この集まりの時間を通して、難聴児と接する上で大切なことを全て先生たちがお手本として見せてくれます。
なので、この場は子どもたちが学ぶ場というよりは、お母さんたちが難聴児への接し方を学ぶ場という役割のほうが大きいと思います。
保護者手話学習会の後に「保護者勉強会」という難聴のことや補聴器のことについて詳しく教えてもらったり、先輩ママの話を聞かせてもらったりする時間があるときもあります。
聴覚障害者に対して、幼稚園・小学校・中学校または高等学校に準ずる教育を施し、聴覚障害を補うために必要な知識や技能を授ける学校のことです。
1歳5ヵ月(難聴児1歳児の集まりに3ヵ月通った結果)
通い始めて、最初のうちはとまちゃんも私もその環境に慣れるのに1ヵ月ほどかかりました。
とまちゃんは結構警戒心の強い性格なので、行ってすぐは私のそばから離れず・・・やっと慣れてきて離れられるようになる頃には集まりが終わる時間・・・という感じでした。
体調が良くない日や上の子の行事と重なる日はどうしても参加できないので休んだり・・・。
週1の集まりなので、休んでしまうと2週間空く・・・そうなるとまた警戒心100%からのスタートになってしまいました。
でも、2、3ヵ月目あたりは毎週参加できるようになってきて、そうなるとスタートの警戒心がどんどん下がっていって、活動にも参加できるようになってきました。
とはいっても、まだまだ気分でぐずってきたり、活動を嫌がって一人だけ輪の中に入っていなかったり・・・と褒められたものではなかったのですが。
この頃にはやっと補聴器を自分から外すことがなくなってきていました。
そして、集まりに参加しているときはじーっと見ているだけなのに、家にいるときに集まりの中でする【発声遊び】の真似をして手を口に添えて「おーい!」のような声を出したり、【紙芝居】の前に歌う始まりの歌の一部分の振りを真似てみたり・・・。
色んなことを吸収してくれていることを実感しました。
あと、普段家で過ごしているときに耳を指さす仕草をすることがありました。
難聴児の集まりで聞こえたときに耳を指さす仕草をするので、それを真似て聞こえるよと合図をしてくれてるのかも!?と嬉しくなりました。
まとめ
難聴児1歳児の集まりに参加し始めて、聾学校の先生の難聴児に対する接し方が本当に素晴らしくて勉強になりました。
難聴の子どもには後ろから話しかけても意味がない、こちらを向いて目があってから話すこと、それがすごく大事なことなんです。
その心がけ次第で言葉の発達の早さが大きく変わっていくんだと思いました。
それぞれの子どものペースもありますが。
次回は1歳7ヵ月、保育園に通い出した時のことについてお話します。
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