我が家の長女かぼちゃんは5p-症候群と感音性重度難聴です。
10歳になった今でも自立歩行は難しく、車椅子が欠かせない生活をしています。
小学校入学準備として購入した家用の車椅子が急成長により完全サイズアウト( ゚Д゚)
ずり落ち気味に座っているかぼちゃんにも問題があるのですが、それにしても足が床に着くほどはみ出てしまっています。
こちらが今回購入したNEW車椅子★
窮屈さがなくなり、かぼちゃんも乗り心地が良さそうです♪
ということで、今回は車椅子の買い替えに至る経緯とその手順や実際にかかった費用をご紹介します☆
車椅子の買い替えに至る経緯
補装具費支給制度(障害者手帳を使って1割負担で購入する制度)にはそれぞれの購入品に「耐用年数」が設定されていて、その期間内には1回しか補装具費の補助を受けられないという決まりがあります。
車椅子の耐用年数は「6年」。
でも、子どもの場合、成長が著しく購入の必要がある場合は認められる場合が殆ど。
かぼちゃんは小学校1年生から4年生になるまでに身長が20cm弱伸びました。
1年生(4月) | 2年生(4月) | 3年生(6月) | 4年生(4月) |
---|---|---|---|
119.5cm | 124.5cm | 135.5cm | 139cm |
介助が必要な身なので、そこまで大きくならなくていいのに・・・というのが本音( ;∀;)
でも、元気にここまで成長してくれたことは本当に嬉しく思います。
さすがに足が床に着いてしまうのはかなり危ないので、買い替えの申請を主治医の先生にお願いしました。
買い替えの手順
補装具費支給制度で購入する場合の手続きについては以下の記事で詳しく説明しています。
簡単にまとめると以下の手順が必要になります。
補装具費支給制度を利用して購入する方法
- 主治医の先生に補装具意見書を書いてもらう
- 業者に見積書を作成してもらう
- 役場へ手続きに行く
- 決定通知書が届く
- 主治医の先生に完成品を確認してもらう
- 購入代金を支払う
今回は小児用整形靴と自家用車に付けるためのカーシートも必要だったので車椅子と一緒に補装具意見書を書いてもらいました。
後で詳しく説明しますが、補装具は数点まとめて申請するのが断然お得!!
かかった期間はなんと半年
12月始めに主治医の先生に補装具意見書を依頼して、その後急遽カーシートを追加してもらうことにしたため、決定通知書を受け取ったのは1月始めになりました。
3点同時購入の場合でも、完成したものから主治医の先生に確認してもらえば受け取ることが可能です。
小児用整形靴とカーシートは早かったのですが、車椅子を受け取れたのがなんと6月始め( ゚Д゚)
なんと半年もかかりました。
車椅子の場合、前章で説明した手順の「5.主治医に完成品を確認してもらう」の前に「仮合わせ」というものがあります。
それをすっかり忘れていて、5月始めに「やっと新しい車椅子を受け取れる」と思って病院へ行くと、まだシートの部分が仮のスポンジのままの車椅子が・・・。
そこからシートの部分を作成してもらうのに1ヵ月ほどかかり、計半年かかりました。
コロナウイルスの影響で作成に時間がかかったり、かぼちゃんが体調を崩して仮合わせになかなか行けなかったりで、通常よりもかかった感があります。
かかった費用は37,200円
業者からもらった見積りの金額はこの通り!
品名 | 金額 |
---|---|
小児用整形靴 | 104,304円 |
カーシート | 68,900円 |
車椅子手押し型 | 284,111円 |
合計 | 457,315円 |
恐ろしくないですか?( ゚Д゚)
普通に購入するとこんなにかかるんです・・・。
この金額が補装具費支給制度を利用すると37,200円になるんです!!
あれ?1割負担だったら45,731円じゃないの?と思った方がいると思います。
そうなんです!普通に1割負担で考えると45,731円なんですが、補装具費支給制度には「月額上限負担額」というものがあるんです。
補装具費の自己負担額の月額上限金額です。世帯の所得に応じて「月額負担上限額」は異なり、生活保護世帯に属する者や市町村民税非課税世帯は0円、市町村民税課税世帯は37,200円になります。
役場から届いた決定通知書に金額の詳細が記載されています。
見積り額 | 利用者負担額 | 公費負担額 |
---|---|---|
457,315円 | 37,200円 | 420,115円 |
月額負担上限額 | ||
37,200円 |
「月額上限負担額」の存在がありがたすぎる(/ω\)
この「月額上限負担額」があるので補装具はまとめて購入するのがお得なんです。
とは言え、なかなか購入時期をそろえるのも難しいところはあります
もう1点、補装具をまとめて買うと主治医の先生に書いてもらう「補装具意見書」も1通で済みます。
「補装具意見書」は障害者医療費扱いではなく、自費になるため何通もになると家計の負担に!!
更に!放課後等デイサービスや児童発達支援施設も利用している場合、補装具を月額上限負担額まで購入した月は「高額障害福祉サービス等給付費」をもらえる可能性があるので要チェックです↓
購入したNEW車椅子★
日進医療器株式会社のジュニアサイズ介助スタンダード車いす キャプテン2にしました!
(因みに旧車椅子も同じw サイズが一回り大きくなりました)
出典:キャプテンツー 製品情報
かぼちゃんは自走式の車椅子でも動かせなくはないのですが、こちらが行ってほしくない所にも行ってしまう可能性があるので、介助式の車椅子にしました。
色はパンフレットと全く同じフレームがプリティパープルで背もたれ部分が COREパープルです。
ブレーキが手元と足踏み式の2種類あって非常に便利。
私は足踏み式のほうが安心感があるのでそちらばかり使っていますが、旦那は手元のほうを使っています。
強度を上げるために業者さんが左右の持ち手?の間にパイプを1本付けてくれました!
将来的に福祉車両にした場合にこのパイプがあると安心ということです。
ただ、このパイプがあるために取っ手の部分に荷物がかけられなくなった。。。_| ̄|○
その対策として、ダイソーで購入したベビーカー用のフックを使って鞄などをかけています。
旧車椅子でタイヤを触ってしまって危なかったので、NEW車椅子には泥除けカバーを付けました。
車輪スポークカバーはフレームや背もたれのパープルに合わせたデザインにしました!
このスポークカバーは色んなデザインがあって迷うんですよね~♪
勝手に下りられると困るので座面は座った時にお尻が沈み込むような形状になっています。
更に股ベルトと胸ベルトでしっかり固定されます。
背もたれの部分が折り畳め、勿論座面のシートとパイプを外せば横にも折り畳めます!
完全に折り畳んだほうがコンパクトではあるのですが、毎日使うものなので利便性を考えるとそこまでしないほうが楽です☆
普段は背もたれを折り畳んだ状態で車の荷台に載せています。
我が家のフリードに乗せるとこんな感じです。
3列目が上げてあれば余裕で乗ります。
さいごに
車椅子の耐用年数は「6年」ですが、成長が著しい子どもの場合は6年経っていなくても申請が通る場合が多いので、諦めずに役場に聞いてみてください。
車椅子の購入には実際に手元に届くまでかなりの日数がかかります。それも考慮した上で、早めに動くことをオススメします。
「月額負担上限額」があるので、もし他にも必要な物があれば一緒にお願いするとお得ですよ!
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