先天性の感音性高度難聴で生まれてきた次女とまちゃんの育児記録です。
今回は1歳10ヵ月~2歳の頃の言葉の発達具合についてお話します。
他の時期についてはこちらの【難聴児育児記録】一覧からご覧ください。
この頃の様子
保育園に通い始めてから数ヵ月が経ちました。
すっかり慣れて楽しく通ってくれています。
補聴器ストラップも付けられるようになって私は一安心(*´з`)
困ったことはというと、週1回の難聴児の集まりと保育園の切り替えがまだ難しいようで、難聴児の集まりの日なのに保育園に行きたがることが時々ありました。
難聴児の集まりと保育園の写真を撮り、その日に行く所の写真を見せてから家を出るようにしました。
やはり写真で見せると分かりやすいようで、なんとなく分かってくれるようになってきました。
言葉の発達は?
やっと口話での発語がみられてきました!
1歳10ヵ月頃からすごく声を出して喋っている風にむにゃむにゃうーあー言うことが多くなり、それらしく言える言葉が出てきました。
2歳を迎えた頃の口話で言える言葉が以下のとおりです。
【2歳】口話で言える言葉
※はっきり綺麗に言えない言葉も含みます。
- 「あんぱん」(「アンパンマン」)
- 「ぺった」(「ペタッ!」)
- 「やったー!」(嬉しいことがあると両手を挙げて言う)
- 「バイバイ」
- 「(いただき)ます!」(ごはんの前に手をあわせて「いただきます!」と言うように「ます!」の部分を言う)
- 「(ごちそうさまで)した!」(ごはんの前に手をあわせて「ごちそうさまでした!」と言うように「した!」の部分を言う)
- 「ぽんぽん」(タヌキの置物を見ておなかを叩きながら)
- 「あんぱ~い!」(「乾杯!」)
- 「どうぞ!」
- 「おに」
- 「あーちゃん」(私のことを長男が「かーちゃん」と呼ぶのでその真似で)
- 「いやー!」(嫌なことがあったとき)
- 「せんせー」(「先生」)
- 「ねぇね」(「お姉ちゃん」)
- 「ばぁば」(「おばあちゃん」)
- 「まんま」(「ごはん」)
- 「にゅーにゅー」(「牛乳」)
- 「ここ」(場所を表すとき)
- 「じゃー」(コップにお茶を注ぐとき)
子どもは言葉のコップを持っていて、それがが溢れた時に自分から話し出すと言います。
まさにその通りだと思いました!
やっととまちゃんの言葉のコップが溢れてくれたんだなと実感しました。
でも、やっぱり聞こえる子どもとは発語までにかかる時間が違いました。
聞こえにくいから、聞こえる子の何倍も言葉を聞かせる必要がある。
沢山聞いたから、やっと自分から話し出してくれたという感じでした。
聞かせるときも聞こえやすいようにはっきりと話しかけることが大切で、毎日繰り返し聞かせた言葉から発語してくれています。
まだまだ綺麗な発音で言える言葉は少ないのですが、それも何度も聞かせることで綺麗な発音で言えるようになるそうです。
手話は使わないの?
難聴児の場合、口話を使うか手話を使うかはその子によるそうです。
その子がどちらを楽だと感じるかで使うほうを選びます。
聞こえる親としては口話で話してほしいと思う方が多いと思います。
私もその一人で、口話で話せるほうが周囲とのコミュニケーションはとりやすいからと思うから。
とまちゃんの場合は口話のほうが多く、手話はたまに使うくらいです。
【2歳】できる手話(ジェスチャー)
- 聞こえる(耳を指差す)
- 食べ物や気温が熱い(口の前で手をグーパーする)
- 雨(両手で雨がザーザー降っている様子を表す)
- おいしい(ほっぺたを手の平でぽんぽんと叩く)
- 寝る(両手をあわせてほっぺたの横にあてる)
- トイレ(手でWとCの形を表す)
- 犬(頭の上で手で耳を表す)
- 踏切(両手の人差し指を踏切が閉まるように動かす)
手話も日常的によく使う言葉から覚えてくれるようで、私は出来るだけ「口ではっきり聞き取りやすいように言いながら手話をする」ことを心がけました。
といっても、私も簡単な手話しか覚えていないので、すべての言葉で手話を一緒にすることはできません。
とまちゃんが口話が多いのは、そういった私の接し方が関係している可能性も大きそうです(;´・ω・)
でも、口話と手話で話しかけたほうが、目に見える手がかりがあるので難聴児にとっては分かりやすく、こちらの言うことが伝わります。
とまちゃんが手話を真似しようとしてくれるし理解できる手話も増えていくので、私自身の手話力をつけられるようにしないとなと思う今日この頃です。
音に対する新たな反応が!?
音に対する反応も多くなってきました。
風が強い日にお散歩していると風のゴーゴーいう音が怖いようで泣き出しました。
あと、洗濯機や電子レンジのできました!の音やスマホの着信音など、聞いたことのない電子音が聞こえるとすごく怯えてしがみついてくるようになりました。
そういうときは音源を見せると安心すると聾学校の先生に教えてもらい、そうしたところ何度も聞いた音に対しては怯えることはなくなりました。
補聴器を装用し始めたのが生後6ヵ月の時だったので、それから1年半ほどかかってやっと周りの音にも気づけるようになってきたようです。
まとめ
生まれてすぐに聴覚障害が判明した時には言葉が出ることなんて想像できませんでした。
でも、こうして少しずつではあるけれど、着実に話せる言葉が増えていくとまちゃんを見守っていくことはとても楽しいです。
「焦らず見守ってあげる」ことが本当に大切ですね。
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