先天性の感音性高度難聴で生まれてきた次女とまちゃんの育児記録です。
現在とまちゃんは3歳4ヵ月になりました。ここ数ヵ月の出来事についてお話します。
主な出来事は
- ステイホーム中にオンライン授業初体験
- 聾学校幼稚部への登校が始まって3週間の感想
です。
他の時期についてはこちらの【難聴児育児記録】一覧からご覧ください。
4月からの2ヵ月間は自粛生活で刺激なし・・・
3歳を迎える前に聴覚障害専門の病院で発達検査を受けました。
そこでズバッと言われた現状の結果に分かっていたものの少し落ち込みました。
もっと耳を使わせるような関わりが必要と言われたのに、新型コロナウイルスの影響で3月中は難聴児2歳児の集まりは全て無くなってしまいました。
でも、地域の保育園にも通っていたので3歳児になるまではそちらに毎日通わせてもらいました。
4月から聾学校幼稚部へ行くことになっていたので、保育園の友だちと過ごす残り少ない時間。
最後の1ヵ月間を毎日保育園で過ごせたのは良かったかもしれません。
4月から車で1時間かけて聾学校幼稚部へ通う忙しい毎日が始まると思っていたら・・・
緊急事態宣言の発令により入学式1日だけ聾学校へ行っただけで、2ヵ月間は自宅で自粛生活。
3人とも小さい頃から保育園を利用して、こんなに長い間子どもたちと過ごしたことがなかったので相当参りました・・・
一対一の語りかけのお陰か3、4語文まで話すように
私の疲労は相当でしたが、ずっと家にいて語りかける時間が沢山あったお陰かとまちゃんの言葉は随分増えたような気がしました。
発達検査の頃にちょっとずつ2語文が増えてきたくらいでしたが、3語文や4語文まで話すようになっていました。
随分前に難聴児支援センターのSTさんが言っていた「0~2歳のときに難聴児と一対一で対話できる人がいてこそ、なんとか語学力を育てることができる、地域の保育園にそこまで望むのは難しい」という言葉の意味が分かったような気がしました。
5月からの1ヵ月間はオンライン授業
緊急事態宣言の発令などで聾学校幼稚部のスタートは2ヵ月遅れの6月からになってしまいました。
聾学校の先生たちも色々考えてくれ、なんと3歳児に対してオンライン授業を取り入れることに!
ニュースでオンライン授業を取り入れる学校があるとは聞いていましたが、まさか3歳児に対してすることになるとは・・・正直ビックリ( ゚Д゚)
絶対大人しく見てないよな・・・と思いながらも、初めてのオンライン授業を受けてみました。
初めての授業は先生や幼稚部のお友だちの紹介だけでした。
時間にして30分弱でしたが、同年代のお友だちは難聴児2歳児の集まりでも一緒だったので
あー!!(心の声:〇〇ちゃんがいる!)
見たことのあるお友だちが画面の中にいることに大はしゃぎでした(笑)
一人ずつ名前を呼ばれてお返事して、とまちゃんもちゃんとお返事していました♪
後日からは平日は毎日決まった時間にオンライン授業で以下の内容をしました。
- 歌を歌う or ダンスをする
- おはようの挨拶
- 名前を呼ばれて返事をする
- 今日の日付と天気を確認し、カレンダーに天気のシールを貼る
- 出席ブック(幼稚部が始まったら使う物)にシールを貼る
- さよならの挨拶
これはいい刺激になるなと期待していましたが・・・
やっぱり3歳児にオンライン授業は早いんでしょうね。
始めのうちは物珍しくてパソコンの前にじっと座ってよく見ていたとまちゃんでしたが、1週間ほどしてくると途中で他の場所へ動き出したり、他のお友だちがお菓子を食べながらしているので自分もお菓子と言い出したり、歯磨きし出したり( ゚Д゚)
家だと余計なものが多すぎて全く集中してくれませんでした(T_T)
大好きなシール貼りの部分も最後のほうは興味なし・・・。
色々試行錯誤して興味を持たせようと頑張ってくれている先生たちに申し訳なかったです。
6月から聾学校に通い始めて3週間・・・語彙の増え方が違う
やっぱり家にいて決まった言葉しか聞かせないのと学校で色んな言葉を教えてもらうのでは違いますね。
週末に家で遊んでいる時にパンツが見えてしまうと、自分で顔の前に✖を作って回す「恥ずかしい」の手話を「はずかし~」と言いながらしました。
野菜の収穫をした日にはグーにした手をくっつけて「ピーマン」と言ってくれました。
今まで使ったことのない言葉を沢山聞かせてもらって、どんどん語彙が増えているように感じました。
この2ヵ月間で長い文章は話すようになったけれど、語彙は全然増えていないことに気付いてちょっと反省(;´∀`)
そういう関わりが必要だったんですね( ゚Д゚)
通い始めて分かった事実・・・手話のできない先生もいる!?
そして、通い始めて分かった衝撃の事実!!
とまちゃんのクラスの担任の先生は3人いるのですが、手話がちゃんとできるのはその内の1人だけでした( ゚Д゚)
あとの2人の先生は聾学校に来たばかりで手話勉強中だそうです。
聾学校にいる先生はずーっと聾学校だけで先生をする訳ではなく、他の特別支援学校へ異動になったりもするみたいです。
そういえばかぼちゃんの担任の先生も以前聾学校にいたから手話ができると言っていました!
特別支援学校の先生になるためには普通の教員免許に加えて、特別支援学校教諭免許状というものを取得する必要があるらしいです。
この事実を知った時は、それで大丈夫なの?!と不安になりましたが、ちゃんと資格も取って勉強中ながらもしっかり手話を使って子どもたちと接してくれている先生の姿を見せてもらったので、先生たちを信じようと思います!
これからのとまちゃんの成長が楽しみです☆
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