先天性の感音性高度難聴で生まれてきた次女とまちゃんの育児記録です。
今回は3歳9ヵ月頃の言葉の発達について聾学校幼稚部の学習内容を交えてお話します。
他の時期についてはこちらの【難聴児育児記録】にまとめています☆
2学期から個別学習開始!
9月から聾学校幼稚部の2学期が始まり、通常の授業が終了した後に週1のペースで個別学習が始まりました。
担任の先生が1対1で30分程、言葉や数について教えてくれます。
語彙を増やすために表に絵、裏にひらがなで名前が書かれたカードを使いながら、手話と指文字、発音のチェックをしていきます。
例えば、トマトを覚える場合、トマトの手話、トマトの指文字、声でトマトという練習をします。
とまとの指文字
また、物の数を数えて9までの数字を覚える練習もします。
数の数え方も健聴者とは少し違って以下のような形を使います。
手話の数え方
4までは分かりやすいのですが、5以上が独特で私も覚えるまでに時間がかかりました(;´∀`)
そして「8」が難しい!小指だけを折り曲げるということが私にはどうしてもできない・・・
そういう場合は小指の代わりに薬指を折り曲げるのでもいいと聞いて、そちらを使っています。
これらの内容は個別学習の時間だけでなく、日々の授業の中でも繰り返し学習しています。
お友だちや先生の名前は必ず指文字で表現しますし、今日の日付のチェックでは手話の数え方で日付を表現します。
お菓子のパッケージのキャッチフレーズを読んだ!
皆さん、このキャッチフレーズをご存知でしょうか?
「やめられない♪とまらない♪」
・・・そう!かっぱえびせんの有名なキャッチフレーズ!
誰でも知っているくらい有名な言葉ですが、2学期が始まって2ヵ月が経過した頃にとまちゃんがふとかっぱえびせんを食べながら・・・
たどたどしくですが、パッケージに書かれたキャッチフレーズを指文字をしながら音声で読んだんです!!
えっ!?読めたの?すごいねー!!!
めちゃくちゃ褒めました(笑)
因みにこれが実際に読んだお菓子のパッケージ。
記念に写真を撮りました(笑)
聾学校幼稚部で3歳児から手話と指文字、そして文字に触れさせているとこんなに早く吸収していくんだな~、と改めて早期教育のすごさを実感しました。
聴覚障害者は日本語文法(文章を書くこと)が苦手な人が多いと言われています。
3歳児からこんだけ勉強しても苦手になってしまうって・・・聴覚障害者の勉強に対するハードルの高さってすごいんですね( ;∀;)
現在のとまちゃんは50音の指文字と発音はほぼ覚えました!
でもまだ濁音(「がぎぐげご」「ざじずぜぞ」「だぢづでど」「ばびぶべぼ」)・半濁音(「ぱぴぷぺぽ」)になると怪しい感じです。
語彙も随分と増えた印象があります☆
おまけ:聴覚障害がテーマの漫画にハマっています
最近の私はというと・・・こちらの漫画にハマっております!
「新・君の手がささやいている」です!
聴覚障害を持つヒロインと彼女と共に生きる夫や娘、家族が、さまざまな障害や葛藤をお互い支え合い分かち合い、愛の力で乗り越えていく姿を描いた作品です。
「君の手がささやいている」は子どもの頃に読んだことがあったのですが、「新」はまだ読んだことがなくて。
てか、「新」が出版されていることすら知らなかった(゚Д゚;)
聾学校の図書室に置いてあって、保護者も借りられるということで一気読みしています(笑)
図書室で漫画が借りられるってサイコー( *´艸`)
子どもの頃は手話のシーンを見ても全然分からなかったけれど、今は「この手話分かる!」って思えます。
あと、聴覚障害者の気持ちや悩みがよく分かるのでおすすめですよ~♪
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