知的な障害や肢体不自由の障害を持つお子さんの中にはなかなかオムツがとれない場合が多いのじゃないでしょうか。
1日4、5枚のオムツを使用とすると、月に150枚近くのオムツが必要になってきます。サイズも大きいものが必要になり、幼児用のオムツに比べて高価で1枚100円近くかかってきます。
そうなると月15000円程の出費に( ゚Д゚)
お住まいの市区町村の自治体によっては、オムツ代の補助金をもらえる可能性があります。
この記事では我が家が実際にオムツ代の助成を受けることができるようになった経緯と手続きの方法をご紹介します。
我が家の長女かぼちゃんの現状
我が家の長女かぼちゃんは5p-症候群という染色体の先天性疾患を持って生まれてきました。
5p-症候群は発達遅延の他、重度の知的障害の症状があります。
8歳になったかぼちゃんですが、やっぱり発達の遅れが著しくて今でもまだ補助なしでは歩くことができません。
知的な遅れもあるので精神的にも幼く、重度の聴覚障害もあるので口話(口で言葉を発すること)はできません。
簡単な手話を少しと指差しで自分の意思を伝えています。
そんなこんなで8歳(130cm、25kg)になった今でもオムツをして生活しています。
定期的に時間でトイレに座らせてあげればトイレでの排泄はできるので、通っている特別支援学校ではかなりの確率でトイレで排泄することができています。
ただ、自分からトイレに行きたいことを意思表示することがないので、タイミングが合わないとオムツに排泄しています。
そうなるとオムツを外して生活することは難しくなります。
役場に相談してみる
予め役場のホームページは確認してみましたが、障害児のオムツに対して補助が出るようなこと記載されていませんでした。
でも、福祉サービスの充実した地域だったので聞くだけ聞いてみようと思い役場を訪れました。
すみません。長女に障害があって8歳になるのですが、まだオムツがとれません。オムツに対する助成ってないですか?
かぼちゃんですね!病院で診断書を書いてもらえれば助成は受けられますよ!
自費でずっと買ってもらってたんですね?!大変でしたね(>_<)
思わぬ反応が返ってきました!
もっ、もしかしてもっと早くから手続きできたのか?!( ゚Д゚)とちょっと悔しい気持ちもありましたが、それを今更言っても仕方ないです(;’∀’)
指定した病院で主治医の先生にオムツが必要な理由を書いた診断書を作成してもらって、オムツの見積書を提出すればオムツ代の9割を国が補助してくれるそうです!
診断書の用紙がこの役場にないので、早急に取り寄せて郵送してくれることになりました。
指定された病院は2ヵ月に1度リハビリに通っている病院で1週間後に行く予定がありました。
診断書の作成依頼
数日後に診断書の用紙が届きました。
リハビリに行った際に病院の受付で聞いてみると、書類作成依頼の用紙に記入し診断書作成料3000円(税抜)を支払えば主治医の先生が記入しておいてくれるとのことでした。
家から1時間の病院でしばらく来る予定はなかったので、診断書の作成が終わったら家まで郵送してもらえるように手配しておきました。
約1週間で病院から診断書が届きました。
書かれていた内容は以下の通り。
症状(日常生活用具を必要とする身体の状況等):
四肢体幹の筋緊張低下、能力低下を認め、立位・歩行が困難で自力でトイレへの移動は不可能で、排尿排便の告知も不可能です。紙オムツでの対応が必要です。
役場での手続き
翌日には診断書と印鑑を持参して役場を訪れました。
「日常生活用具給付申請書」に必要事項を記入し、診断書を提出して終わりでした。
その後の流れを簡単に説明してもらいました!
- STEP1オムツを購入する業者を決める日常生活用具を扱っている業者に連絡して「日常生活用具給付申請」をしたことを伝え、どんなオムツがどれだけ必要か相談する。
- STEP2役場に見積りを提出する購入するオムツの種類・量が決まったら業者に見積りを作成してもらい役場に提出する。
- STEP3決定通知が届く役場から給付の決定通知が業者と本人に届く。
- STEP4商品が手元に届く業者からオムツが届くので1割の金額を支払う。
注意点もいくつかありました。
- 1回の申請で給付を受けられる量は好きに決められるが、見積りを作成した分をまとめて購入することになるので、サイズが変わる可能性があるなら2、3ヵ月毎に申請したほうがいい。
- 診断書は初回の申請時だけでよい。
- 生活保護を受けている場合は国が全額負担になるが、それ以外は国が9割負担してくれる。
- 月の途中で申請しても繰り上げて請求することはできないので、次月分からの助成になる。
- 助成を受けられるのは月額上限12000円。
業者に相談する
役場で日常生活用具を取り扱っている業者を教えてもらったので早速連絡してみました!
丁寧に対応してくれて、今使っているオムツの情報と更にパッドやおしりふきも対象になるということでいくつかの質問に答えました。
今幼児用のオムツがギリギリ使えるサイズであること、パッドは学校で使用していることを伝えるとオムツのサンプルをいくつか取り寄せてくれるということで、それを試しに使ってみて購入するオムツを決定することになりました。
数日後、オムツのサンプル数種類をいただきました!
2種類のメーカーでSSサイズとSサイズ、あと吸収量が多いものと少ないものを用意してくれました。
試しに使ってみてどのオムツがいいか連絡することになっています。
長くなってきたので【後編】に続きます。
障害児のオムツ代は9割補助が出る!?助成を受けるための経緯・手続きなど【後編】
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