この記事は2歳9ヵ月で突然斜視の症状が出始めた次女とまちゃんの経過の記録です。
今までの記事はこちらの一覧から。
1週間前から「アトロピン点眼」を行い、先日眼科にて検査を受けてきました。
今回はその結果をご報告します。
オートレフケラトメータでの検査
眼科の検査機器として、有名なこちらの機器で検査しました。
私自身も小学生の頃から眼鏡を装用しているので馴染みのある機械ですが、名前を「オートレフケラトメータ」と言うらしいです!
結構お世話になっているのに名前は全く知らなかった~
眼球の屈折値(遠視や近視などの度数)や、角膜曲率半径(角膜の歪み)、眼圧(目の堅さ)を眼球に非接触で測定できる優れもの!
操作が簡単かつ短時間で測定可能なため、日常的に使用されているそうです。
今回のとまちゃんの場合がいい例ですが、弱視や斜視が疑われる幼児に対してこの検査で屈折異常が把握できるよう。視力検査の施行が難しい場合は、調節麻痺後(調節麻痺薬を使用)の値を基準にして眼鏡処方を行うとのことです。
この「調節麻痺薬」というものの1つが、とまちゃんも1週間頑張って点眼した「アトロピン」ってやつですね!
3歳前から眼科に通い始めたとまちゃん。今まではオートレフケラトメータで検査するのを嫌がることもあった(小さい子にはちと怖い?)のですが、5歳になって嫌がらずに上手に検査できました♪
「隠れ遠視」が発覚
この検査の結果、とまちゃんは「隠れ遠視」であることが発覚しました。
遠視は「遠くは見えるが近くが見えにくい」ということです。
だから、健診などの視力検査(ランドルト環の向きを示す検査)で0.7~1.0程度の結果が出るため、遠視であることに気付かれにくい。
遠視の人は近くを見る時に自分の持つ「調節力(目の筋肉を緊張させる)」を使って、無理やり焦点を合わせると見えるらしい。
ただ、調節力を使うとすごく疲れるし、連動して「寄り目」になるため、目が寄ったままになると「内斜視」になってしまう訳です。
- 健診などの視力検査では0.7~1.0程度の結果が出るため気付かれにくい
- 近くが見えにくいが、自分の「調節力(目の筋肉を緊張させる)」を使って、無理やり焦点を合わせると見える
- 「調整力」を使うと非常に疲れ、「寄り目」になるので「内斜視」になってしまう
今までたまに内斜視になっていたとまちゃんですが、アトロピン点眼を始めてから、目が寄ることが殆ど無くなっていました。
「調節力」が原因で斜視になっていた証拠とも言えそうです。
とまちゃんは複合した内斜視との診断
ただ、とまちゃんの内斜視は遠視だけが原因ではないらしい(;’∀’)
最初に斜視が判明した時の斜視のレベルを30とすると、最近の斜視のレベルが60。この増えた部分は遠視による斜視ではないか、というのが先生の診断でした。
遠視による斜視は治療用眼鏡を装用することでだいぶ改善するが、元々の斜視は残るかもしれない。その度合いがひどい場合は手術も考えましょう、と言われました。
眼鏡の「弱視等治療用眼鏡等作成指示書」をいただき、眼鏡を作りに行くことになりました。
さいごに
何故か今のとまちゃんは眼鏡に憧れがあるので、眼鏡をかけることになったことにウキウキしています。
その気持ちに乗じて、うまく眼鏡をかけ始め、あわよくば内斜視が完全に治ってくれるといいなぁというのが母の本音(;´∀`)
耳のこと(とまちゃんは難聴です)だけじゃなく、目のことでも不便なのは大変ですからね。
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