日本書紀 その2
- 内容:
- 日本書紀は全30巻にも及ぶ大歴史書です。天地開闢(てんちかいびゃく)から持統天皇までを扱い漢文で記されています。
古事記が文学的なものである一方、日本書紀は日本の正史として年代を追って書いています。したがってあまり面白みはないようです。
しかし正史としての地位は高く、一時、古事記は偽書とまでいわれ、片隅に追いやられていたほどです。その真価をみいだしたのは本居宣長でした。
しかし神話満載の古事記は戦後は皇国史観批判の嵐を浴びて冷遇されましたが、1990年代ころから再び脚光を浴びるようになりました。
反対に日本書紀の方の地位は下落していきました。世の中の趨勢(すうせい)によって上がったり下がったり、この2書は時代に翻弄されてきた歴史書といえましょう。
前回に引き続き日本書紀についての興味あるお話です。
- 日時:
- 2021/11/16(火) 18:30~20:00
- 講師:
- 山中 一孝
- 定員:
- 20名
- 料金:
- 会員 850円 ビジター 1350円
- 場所:
- 五十鈴塾右王舎
講座は終了しました