「絵巻物」を読む~「信貴山縁起」と「北野天神縁起」~
- 内容:
- 絵巻物から昔の人々の生き方や暮らしぶりを知る講座の第2回、1回目は扇面古写経と餓鬼草紙でしたが、今回は信貴山縁起絵巻と北野天神縁起絵巻です。
信貴山縁起は平安時代末期のもので国宝に指定されています。お話は信貴山中興の祖といわれる命蓮の霊験譚です。内容は倉が空を飛ぶ巻、醍醐天皇の病気平癒の巻、尼公と命蓮の再開の巻の3つで、人物の躍動感あふれる様子が日本のマンガのルーツとも言われています。北野天神の方は鎌倉時代の作で菅原道真の栄華と左遷、怨霊による天変地異とそれを鎮めるための北野天満宮の創建を描いたものでこちらも国宝に指定されています。
穏やかであった道真が怨霊と化して災いをもたらす場面の迫力、畏れ逃げ惑う貴族たちなどから読み取れるものは何でしょう。
- 日時:
- 2022/03/29(火) 18:30~20:00
- 講師:
- 神崎 宣武
- 定員:
- 20名
- 料金:
- 会員 1200円 ビジター 1700円
- 場所:
- 五十鈴塾右王舎
講座は終了しました